
前回に続いて、ニューヨークのブルックリン、Dumbo地区で開催されたダンボ・アート・フェスティバル(Dumbo Arts Festival)より。お祭りの中心的存在となるDumbo Arts Center (DAC)へ。ここはギャラリーなんですが、入ってみるとダンボールの山が・・・。あれれ?まだ何かの作業中?

いいえ、そうじゃありません。このダンボールの山が、現在、展示中のアート作品(~11/14迄)、ピジョンホール("Pigenohole") 。Reina KubotaさんとHang Xuさんのコラボ作品で、数千個のダンボール箱による巨大迷路っていう空間アート。
紹介文には、「このアート作品を通じて、古代ギリシャ、インド、ローマの戦士、ネイティブ・アメリカン、中世の僧侶、イギリスの王様、などの軌跡をたどれます」という、なんだか壮大な説明が・・・。
そこまで言うだけあって、この迷路、なかなかの力作になってます。まず、ライティングが素晴らしい! さすがアート作品です。巧みに明暗をつけ、まるで古代遺跡や密林に入っていく感じ・・・。それにダンボールの配置も絶妙! たぶん、通路を歩いてる人の感覚をちゃんと考え、計算して作りこんでるっぽいです。立ち止まって見たときの「視界」、っていうか「構図」?が、他の普通の迷路じゃ体験できない感覚です。ここを見せたいっていう作者の意図も伝わってくる箇所がいくつかあって、空間アートの醍醐味とか、ギャラリーを訪れる楽しさをたっぷり味わえると思います。
これが入り口、先が見えません
通路のこのダンボールの配置もアートっぽい
360度ターンのカーブ
所々にチョークでコメント「私はどこにいるの?」
作者からのコメント?「今までで一番箱だらけの日々ですよ」
迷路内にあるいい感じの休憩所?
ちゃんとマップもあります〔ご参考情報〕
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www.dumboartscenter.org:Dumbo Arts Center公式サイト
最初、マップあるの知らなくてそのまま入ったら、本気で迷ってしまいました(笑)。結構ちゃんとした迷路になってて面白いです。このピジョンホール("Pigenohole") は、この後、11/14まで展示予定となってますので、近くに行く機会のある方はどうぞ。Dumbo Arts Center は入場料とか一切なくて無料で一般開放されてますし、結構、面白い体験できると思います。※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」