

ニューヨークの街角にある大型ドラッグストア。何気なく入ったそのお店の壁にどーんと大きくこんなメッセージが・・・。
"the 50 things We love about New York!"(私たちがニューヨークについて愛する50のこと)。その冒頭の一文は、
"More diversity than any city in the world."(世界中のどの街よりも、多くの多様性)ですよ・・・。

うわー、普通のドラッグストアですら、こんなメッセージ発信してるんですね(笑)。その内容はいろんなエリアやエンタメや食べ物など目に見えるものが中心ですけど、それらを通じて
『ニューヨークは多様な文化や価値観が共存する街・・・』っていうこのメッセージの本質も感じられます。
やっぱり、ニューヨークの魅力について考えると、
diversity(多様性)って極めて大切な要素の1つだと思います。
文化、価値観、ライフスタイルなどが多様であるからこそ、新しい何かが誕生し、自然に育まれていきますし、最近、特に感じるのは、いろんなものが多様=答えが1つじゃないって状況では、自分の頭でもっとちゃんと考えるクセがつく気がします。

昔から、新聞はいくつか異なる新聞社のものをとって読み比べる方が良いとか、あるテーマの本を読むときは、同じテーマの本を何冊か読んだ方が良いとか、言いますよね?
要するに、それも多様な視点(=多様性)からいろいろと見比べて、自分の頭で考えるのが重要ってことじゃないかなと思います。
ちょうど今、日本では民主党の代表選でいろんな意見がマスコミ、ネット、あちこちで飛び交ってますが、どっちが良いとか悪いとか別にして、多様な考え方や価値観が表出すると、一時期混乱はするものの、だからこそ、いろんな情報をみんな自分でを見比べて考えるようになるのではないでしょうか?
そして、提示された選択肢に、分かりやすい明らかな正解がないとき(=最近の世の中ではよくあることです)、さて、どうするか? そこから今度は、みんなが自分で考えたことを言葉や行動で表現しようっていうモチベーションが生まれてくるのかも・・・。それがまた、多様性を生み出したりして・・・。そんなこんなで世の中に活気が生まれてくるのかなって思ったりして。
More diversity than any city in the world.
いろんな看板からも多様性を感じます
いろいろなものが多様な環境下では、ある1つの文化や価値観の持つ世間体とか、前例とか、ステレオタイプとかにしばられにくくなってくる気がします。あと、異なる選択肢の中から、自分で考えて、じゃぁ、どうしようかって感じになってくると、やっぱり、「全体の利益」っていう発想も自然に重要になってくるとか・・・。いろいろ考えちゃいますね。
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