ニューヨークを代表する日刊フリーペーパーのAM New Yorkが、本日号で、米国のTVアニメ最新動向について特集記事を掲載!一面から、"ANIMANIA!"(アニマニア、アニメとマニアを1つにした造語?)とか、どーんと書かれ、アニメのキャラがずらり。
以前ご紹介した雑誌WIREDの「漫画がアメリカを征服!」特集みたいな感じで、アメリカにおける日本のアニメの特集記事かと思ったら、これがぜんぜん違うんですよ。
どんな内容かというと、ここ15年ほどの間に米国では「大人向けアニメ」の人気が高まって、番組の数が倍増したって話なんです。記事には、「漫画はもう子どものものじゃない」なんていうタイトルまで。
これだけ聞くと、日本と同じような現象がアメリカでも起こってるのかなと思いますが、肝心のそのアニメの内容というか、取り扱うテーマや、絵の雰囲気とか、その他、いろいろと日本とはぜんぜん違うからビックリ。
例えば、「大人向けアニメ」人気の牽引役とされる「
シンプソンズ(Simpson's)」や「
サウス・パーク(South Park)」が、そこまで人気になったのは、シュールで的確な社会風刺と分析してます。
比較的新しい、ニューヨークのブルックリンで制作されてる「
アグリー・アメリカンズ(Ugly Americans)」では、モンスターばかり住んでるニューヨークを舞台に社会問題をテーマに人気を得てるとか、まぁ、どれもそんな感じのばっかり。
だから、萌えキャラとか一切出てこないっていうか、その前に、絵がかなりラフめ。何この失敗した落書き?みたいなキャラも多くて、絵のクオリティは日本のアニメとは比べ物になりません。でも、ちゃんと人気があって番組増えてるっていうから興味深いですよね。
アニメの内容はぜんぜん違うんですけど、「大人が見ても楽しめる」って評価が広まると、子ども向けアニメの方もさらに市場が拡大していくような気がします。この記事では何も触れてませんが、こういう変化が背景にあると、米国での日本のアニメや漫画に対する人気も今後さらに高まるような気がします。
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