ニューヨークの街角で最近よく見かけるのがこのポスター。いくつか違うバージョンが出てますが、どれも楽しそうに自転車に乗ってる人たちの写真ばかり。キャッチ・コピーはシンプルに、
"LIVE HERE. BIKE HERE."(ココに住む、ココで自転車に乗る)。さて、これは何のポスターでしょう?
答え「自転車月間のポスター」。今月5月は
"Bike Month NYC"なんですよ。ニューヨークでは、最近、自転車利用を推進するイベントや啓蒙活動(代表的なもので
Summer Streetsとか)が急速に拡大してまして、自転車屋さんや貸自転車屋さんも増え、電気屋さんに電動自転車が展示されるなど、生活の中にいろいろ新しい変化が出てきてます。
この背景にあるのは「環境」や「クオリティ・オブ・ライフ」の問題。そのため企業や民間NPO団体などだけじゃなくて、ニューヨーク市も非常に積極的にこの活動をサポート、っていうかリードしてます。
このブログでこれまでお伝えしている通り、2007年頃からは、車道をつぶして
自転車用道路(Bike Lane)や
駐輪所を作ったり、ちょうど1年前の2009年5月からは、順次、
タイムズ・スクエアや
Macy's前、
フラット・アイアン前などの主要エリアを「常設の歩行者天国」にしちゃうほど!!!
この動きが出てくる前、つまりほんの3年くらい前までは、マンハッタンの普通の街角では、自転車なんて危な過ぎて乗ってる一般人はいなかったんですけど(皆、公園とかで乗る程度で、街角で見かけるのはメッセンジャーさんとかレーサーさんとかプロ系の方々)、短期間のうちにこんなに雰囲気って変わってくるんですね。
街角ポスターいろんなバージョンあります自転車用の地図も無料配布Ride The Cityっていう自転車用のナビサイトまで登場
〔ご参考〕
・
bikemonthnyc.org:Bike Month NYC公式サイト
・
ridethecity.com:便利な自転車用のナビサイト
・
http://www.nyc.gov/html/dot/html/bicyclists/bikemaps.shtml#cyclingmap:NY市公式サイトの自転車用地図のページ
街が生きてるって感じ。普通ありえないような大きな変身ぶりで、街角の緑も増えたせいか、街角の雰囲気は前より優しい感じに変わってきた気がします。でも、日本と比べたらまだまだマンハッタンの街角で自転車に乗る人はあまり見かけないですけどね・・・。やっぱり、大きな公園周辺とか川沿いのサイクリング用の道とか使ってるのかなぁ?
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