ニューヨークは女の子の一人旅がとっても多い街なのです。確か、この街を訪れる日本人観光旅行者の半数以上が女性の一人旅という統計結果もあったはず。でも、「ニューヨーク旅行にいっていい?」とか、親に娘が相談すると殆どの場合「治安だいじょうぶなの?」と心配されたり、「やめといたら?」なんて説得されることが多いと思います。
「ニューヨーク」と「犯罪」。まるで合言葉のように使われている言葉です。特に日本では。でも、最近のニューヨークは昔とはずいぶん変わりました。過去11年間で殺人が71%、犯罪全体でも68%も減少し、
全米の大都市の中でもっとも安全な都市になったのです。これは、警察官の数をそれまでの2倍以上の4万1千人に増やすなどジュリアーニ前市長の時代に行われた改革の成果です。もちろん、犯罪がまったくない所なんかないので注意は必要ですが、「犯罪の中心」とか「最も危険な市」なんて言われていた90年代半ば頃より、治安は良くなりました。ニューヨーク市警察(New York City Police Department、略称
NYPD:エヌ・ワイ・ピー・ディーと読みます)のウェブサイトにいくと、最新の犯罪統計(Crime Statistics)を公開していますので、ご参考になると思います。
ところで、このNYPDのウェブサイト、意外にコンテンツが豊富で楽しめます。賞金付お尋ね者のコーナーはもちろん、ギャラリー・コーナー(Image Gallery)や、オークション・コーナー、ショッピング・コーナー(NEW! Buy NYPD Gear)まであります。ショッピング・コーナーなんか、URLがshop4nypd.com(ニューヨーク市警でお買い物)になっていて、しかも、
12/6までホリデー・ギフト・セール実施中!!!
このサイトから、かなりマニアックなNYツアーをご紹介します。その名は、“Civilian Observer Ride-Along Program”(市民監視員同乗プログラム)。このプログラムに申し込むと
一般人がパトカーに同乗し、午前8時~深夜12時の間の2時間、警察官と一緒に行動できます(延長不可)。申し込みは希望日の7日前までで、18歳以上で写真付の身分証明書の提示が必要とのこと。日本で警察官をされている方など海外研修代わりに良いかもしれませんよ?
〔ご参考情報〕
・
NYPDの公式ウェブサイト
~犯罪統計は
こちらから。一番上にある"City Wide Crime Statistics Weekly"(週刊NY犯罪統計)をクリックしてください。
・
同、ショッピングコーナー
~ただいま、ホリデー・ギフト・セール中です。
・同、Civilian Observer Ride-Along Program
~地域社会参加プログラムの一環で、ページ中ほどに詳しい説明と申込用紙のPDFファイルへのリンクがあります。
【追記】
・
イチロー選手のお引越しが地元NYでニュースに[2013-05-09]
ヤンキースのイチロー選手が、110丁目の超高級マンションにお引越しすると地元メディアで話題になりました。本当のニューヨークの治安の状況がよく分かるニュースです。