たぶん、今週発表されたくらいの興味深い最新ニュースを1つ。マサチューセッツ大学のNora Ganim Barnes博士が、The Fortune 500に掲載される米国トップ企業を対象にブログ、オンライン・ビデオ、ポッドキャストなどのいわゆるソーシャル・メディアの活用状況を調査しました。
2009年はTwitterが急速に普及した年となりましたが、さて、ここでクイズ。The Fortune 500掲載企業の中で、Twitterが最も普及している「産業」は何の産業でしょう?ヒント、IT産業じゃありません。
それでは、以下、ポイントです。
1.ブログの利用
2009年のFortune 500掲載企業のうち、トップ5のうち3社(Wal-Mart、Chevron、General Electric)を含む108社(22%)が過去12ヶ月内に記事をアップした企業用ブログを持っています。これは2008年の81社(16%)から増加傾向。
また、Fortune 500を上位から100社単位で区切ってみると、トップ100社はブログを利用している108社のうち39%を占めます(2008年は38%)。以下のランクは次のグラフのとおり。
でも、Fortune 500掲載企業のブログ利用は他の企業グループよりも遅れてます。特に成長力でランク付けされた全米で最も成長の早い企業グループ・ランキング、Inc.500と比べるとその差の大きさが良くわかります(Fortune 500は成長ではなく売上規模などで選ばれてます)。Inc.500だと、ほとんど半数の45%の企業がブログを利用してるんですねー。
2.Twitterの利用
いよいよ2009年のソーシャル・メディアの主役、Twitterの利用状況について。こちらは過去30日以内にポストされてる会社のTwitterアカウントがあるかどうかで調査したそうです。その結果、トップ5社のうち4社を含む173社(35%)が該当。過去30日以内に利用してなかったり、プロフィールを確認できないアカウントは今回除外してるそうです。
さて、それでは冒頭のクイズの答え。The Fortune 500掲載企業の中で、Twitterが最も普及している「産業」は、なーんと「保険産業」。こういうのはIT関連企業がトップで当然と思ってたんですけど意外。たぶん、Fortune 500だからなのでしょうね。
〔ご参考〕
・ht
tp://www.umassd.edu/cmr/studiesresearch/2009f500.cfm:マサチューセッツ大学のNora Ganim Barnes博士による調査結果。PDFまたはWord Fileでダウンロードできます。
Twitterの話題は本当にいろいろあって面白いですよねー。そういえば、Twitterで料理をレポートしてくれたら割引するっていうキャンペーンやってたお寿司屋さん(厳密に言うと、フュージョン・ジャパニーズ)もあったりしました。
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