たぶん、今のアメリカ文化を理解するうえで最も重要な人物の一人、オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)さん。全米で最も好きなテレビ・タレントとか、一番影響力のある女性といったアンケート調査に必ず登場するカリスマ中のカリスマです。恵まれない家庭に生まれながら奨学金を得て大学を卒業し、地方テレビ局でレポーターやアンカーウーマンを歴任。女優としても活躍し、1985年には映画「カラーパープル」に出演しアカデミー助演女優賞ノミネート。
その後、彼女が司会を務める昼間のトークショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」(以下、オプラ)がスタート。この番組は、アメリカで最も高い評価と人気を得るトーク番組(エミー賞受賞)に。
以前、
このブログでもご紹介した"Free Hugs"がブレイクしたキッカケの1つに、オプラさんが番組で取り上げたことが挙げられてます。
2004年から雑誌「オプラ・マガジン」も発刊。資産家、慈善家としても有名で、人気の秘訣は、彼女の知性と人柄?人間の生き方について考えさせられるテーマを多く取り上げてまして、日本で例えると・・・・、例えると・・・、例えられない?
そうなんです。これはマスメディアの伝えてるメッセージの違いとか、そういう要素にも遠因はあると思うんですけど、オプラさんみたいなポジションでずっと人気のある人って、日本には存在しないと思うんです。
で、どうしてかなーって以前から思ってたんですけど、こないだこんな興味深いニュースを発見しました。"Good Deeds Fuel Good Deeds"(善行は伝染する)。
英国ケンブリッジ大学のSimone Schnallさんの心理学の実験によると、「オプラ」の感動的な良い話(inspirational clips)を見た人は、そうでない人よりも他の人を助け、良い行い(good deed)により長い時間を費やす傾向が強くなる、そうです・・・。うーむ。
これ、実験結果もかなり面白いんですけど、その前に1つ気になることがありますよね。なんでイギリスのケンブリッジ大学でやってる実験なのに、「オプラ」なのでしょう?!わざわざ外国のテレビ番組を使うってことは、何か理由があるとか?ひょっとして、日本だけじゃなくてイギリスにもオプラさんのような方とか、そういう番組ってあんまりないのかもしれませんね。あったとしても、こういう心理学の実験の目的にあうようなストレートに「Good Deeds」を取り上げた内容じゃないとか・・・。じゃ、逆に、なんでアメリカではこういう番組が生まれたり、オプラさんがずっと支持されているのかって考えてみると、いろいろ考えさせられます。
〈ご参考〉
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Good Deeds Fuel Good Deeds
かなり前からオプラさんをどうやってご紹介しようかなと考えてたんですけど、日本に同じようなタイプの方がまったくいないので、本当に難しいです。今回もぜんぜんまだまとまってないですけど、ひょっとしてイギリスにもいないかも?とか思って、備忘録的に残しておきます。
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