どうやら日本では放映されてないみたいなので、現在アメリカで頻繁に見かけるリコール問題に関するトヨタ自動車のテレビCMをご紹介します。CMタイトルはコミットメント（Commitment）。オープニングは、1960年代の白黒写真（当時の米国トヨタ･ディーラーの担当者と握手する笑顔のお客さん）という、非常にメッセージ性の強いCMになってます。
まず、冒頭の写真にあわせて静かなBGMと男性のナレーションで、「50年以上にわたり、私達が最優先にしてきたのは、安全で信頼できる高品質の車作りです・・・」。
続いて、今回のリコール問題について否を認めます。表現的には「お客様からだけでなく、従業員からの期待する基準を満たしてない」という感じ。そのため、17万2千人の米国トヨタ自動車およびディーラーの従業員は全力を捧げてこれらを正します、と決意表明する展開に・・・。だからタイトルがコミットメントなんですね。もちろん、いいわけや責任転換は一切なく、とても誠実な印象を受けました。
特に心に響いたのが、途中、映像に映し出されたトヨタの工場や会議室で一生懸命に働いている男性、女性、様々な人々の姿・・・。最後は、冒頭に出てきた握手する笑顔のお客さんの写真が再登場です。うわーうまいですねー。潜在意識に訴えかける要素も多く、かなりの傑作CMじゃないかと思います。あと、やっぱり日本人として日系企業を応援したいって気持ちもありますし、この状況の中、一生懸命に働いている方々の姿を見てるとつい感情移入してちょっと涙出そうになりました。すごい。何でこういうの日本で流さないのでしょう？
以下、そのCMのシーンの一部のご紹介と、YoutubeのToyotaUSA公式チャンネルからCMのビデオです。ご参考までにどうぞ。
このCMはテレビで頻繁に放映されてるほか、ToyotaUSA公式サイトやYoutubeのToyotaUSAの公式チャンネルでも公開されてます。全米で一番視聴率も値段も高い先日のスーパーボールのCMでは流されてませんが、そのスーパーボールで登場したどのCMよりもこのトヨタのコミットメントCMは今話題になってるそうです。
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