
クリスマスは過ぎましたが、ニューヨークでは年明け1週目くらいまでホリデー・シーズンのオーナメントは各所に残ってまして、街角は引き続きにぎやかムード。多様性の街、ニューヨークならではと言いますか、クリスマスだけじゃなくてユダヤ教のハヌカ(Hanukah)をお祝いするオーナメントもいっぱい。

特に、ハヌッキーヤーと呼ばれる8つに分かれてる燭台(メノラー)は、ハヌカのシンボル的なオーナメントってことで、あちこちで見かけます。
様々な国から多様な文化を持つ方が集まるニューヨークには、ユダヤ教徒の方々や、その他、いろんな文化や宗教の方々もたくさんいらっしゃるんですよ。

そんなわけで、異なる文化や宗教を持つ方々にもちゃんと配慮がなされてまして、実は、メリー・クリスマスではなくハッピー・ホリデーズとか、クリスマス・マーケットではなくホリデー・マーケットというふうに、より一般的な表現を使うことが多かったりします。
また、むしろ、よりユニークなハヌカのような季節の行事に注目する巨大ビルボードまで登場するほど・・・。人とは違う一人一人の個性を尊重しようっていうニューヨークならではの文化を、こういうところからも感じますね。あと、ユダヤ教徒の方々も、うちはクリスマス関係ないよって感じではなく、一緒にお祝い事やイベントは楽しんじゃおうっていう友好的な雰囲気。違いを尊重し、敬意をもって受け入れあうため全体として余計に暖かいムードになってる気がします。
ハヌッキーヤーにちなんだ巨大ビルボードのデザイン
これもそう・・・と思ったらどっちもクリスマスソングがモチーフみたいです("Twelve Days of Christmas")
サンタコンにもハヌカ・バージョンの方々をよく見かけます
ユニークな個性は尊重される雰囲気なんです
メリー・クリスマスとか、ハッピー・ホリデーズっていう何気ない挨拶でも、一応、無意識のうちに相手や状況を選んで使ってたりします。ちなみにハヌカの場合は、ハッピー・ハヌカ。慣れれば案外簡単で、それぞれの個性の違いにも自然に配慮できるようになってきて面白いですよ。異なる個性が良い刺激になる感じ?あと、イースターとかも結局みんなで楽しんじゃってますし、伝統行事は引き継がれていてもこうした行事の宗教色はもうそんなに強くない感じです。特にニューヨークの場合、ジョン・レノンのImagineの歌詞のメッセージを信じる人の方が多いかも?
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