
面白いを通り越えて不思議でしょーがないイベント、NYサンタコン。こちらにお住まいの方々はご存知のとおり、このサンタコン、他のイベントやパレードと違ってほとんど告知やってません。公式サイトでも前夜まで集合場所は秘密!なのに、数千人のサンタさんが大集合。いったい何故?それは、たぶん、インターネット時代だから??

ひと昔前まで、各種メディアや街角ポスターなどで一方的に伝えられていた情報を、今の人々は自ら入手し、そして発信するようになりました。
例えば、"SantaCon"でキーワード検索すると・・・。うわーって感じ→。
この変化を加速させてるのが、ウェブサイトにはじまって、Eメールにメッセンジャー、ブログや各種SNS、FacebookやFlickr、最近注目のTwitterなど等、インターネット上に次々と登場する『コミュニケーション・ツール』。
もはや、「一方的に伝えられる情報」をムダに待ってる必要はなく、図書館や本屋さんまで行かなくても(=時間やお金をかけなくても)、「自分が知りたい情報」を自分が好きなときに調べられます。
さらに、ネット上のコミュニケーション・ツールで手軽に情報発信できるようになると、『自由で楽しい参加型イベント』の魅力がアップ!友達や家族みんなで参加する様子をネット上で自由に表現してみるっていう新しい楽しみ方が急速に広がってるように感じます。特にニューヨークの場合、自己表現が得意な方々が多いから余計にそう感じるかも。結果、参加して楽しめるイベントほどさらにネット上に情報が増える仕組み?

で、ふと気になったのが「イノベーター理論」。
エベレット・M・ロジャース教授が著書、"Diffusion of Innovations"で1962年に提唱したイノベーションの普及に関する理論。かなり古いですけど、新しい商品・サービス、トレンドなどの普及について考える際のアイデアの1つ。
「イノベーター理論」ができた当時はもちろんインターネット以前。「一方的に伝えられる情報」でっていう話なわけで、現在のようにインターネットを介して個々人が「自分が知りたい情報」を自由に得られて、さらに自由に「伝えたい情報」を発信できる状況へライフスタイルまで大きく変わってくると、このグラフってどう変わるのでしょうね?

〔ご参考過去ログ〕
・
ネットやITの進化で、世の中に「一緒に楽しめる」が増える? [2009-11-10]
・
ニューヨークを大量のサンタさんで占拠! SantaCon 2009 (その2) [2009-12-14]
・
ニューヨークを大量のサンタさんで占拠! SantaCon 2009 (その1) [2009-12-14]
・
ニューヨークにサンタさん達がやってきた・・・ SantaCon 2008 [2008-12-15]
誰でもみんな得意分野はあるわけで、昔と比べると分野に応じた専門家(イノベーターやアーリーアダプター)を見つけやすくなったことが、ネット時代ならではと思います。あと、なんとなーく、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間にある溝(キャズム)を超えるのに、手軽に一緒に参加して楽しめるっていう特徴を備えると良いかも?とか思ったりして・・・。
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