街角で偶然見つけたフリーペーパー、ニューヨーク・ファミリー(New York Family)。この時期、ニューヨークでは、
"Best of New York"系の特集 をする雑誌やフリーペーパーがたくさん出るんですけど、これはファミリー・ヒーローズ(Family Heros)がテーマ!年に一度、この街で暮らすファミリーのヒーローを選出する特別企画です。
今回、選ばれたのはジャズ・ミュージシャンのウィントン・マルサリス(Wynton Marsalis)さん。
ルイジアナ州出身、1979年からニューヨークで暮らし、9度のグラミー賞受賞、今年はホワイトハウスで"ジャズ・スタジオ"というワークショップも開催・・・と素晴らしい経歴の持ち主。
ジャズの殿堂 や、
子供向けのジャズ・スクール などを主催するあの"Jazz at Lincoln Center"の設立&運営にも尽力され、今では、音楽だけに限らずアート全般の持つ意義や素晴らしさを世界へ伝える活動もされているそうです。
↑2009年のAmericans for the Arts Arts Advocacy Dayでは、議会に参考人として招待され、こんな素晴らしいスピーチも。ユーモアも交えながらも、非常にインスパイアリングな内容で、歴史に残る名スピーチの1つじゃないかと思います・・・。
また、ファミリー・ヒーローズ(Family Heros)特集では、ヒーローズって言うくらいですから、取り上げられているのはマルサリスさんだけじゃありません。
他にもニューヨークの地域コミュニティや、そこで暮らすファミリーのためにご活躍するたくさんのヒーロー(女性の場合はヒロイン)の方々のプロフィールが紹介されてまして、キラキラと輝き、それぞれに魅力的なヒーローたちのお話がいっぱい。
これはすごい・・・。
世の中にはいろんな賞がありますけど、こういう感じのヒーローを選ぶ賞って、他の賞にはない何か特別な意義というか、意味合いというか、目には見えない大きな影響力があるような気がします。
なんだろう、コレ?特集記事をずっと読んでいくと、「この世の中には無数のヒーロー、ヒロインたちがいるんだ・・・」って思えてくるというか、「きっと、あなたも誰かのヒーローなんだよ」っていうメッセージがジワジワと伝わってくるような感じ?うーむ・・・・。
いろんなヒーロー、ヒロインが続々登場 New York Family最新号の表紙
〔ご参考情報〕
・
www.newyorkfamily.com :公式サイト
英語の"Hero"っていうのは日本語の「英雄」って言葉より、ずっと大きな、もっと深い意味があるというか、言葉の使われ方や受け止められ方にも文化の違いがあるようで、うまく皆さんにこの状況をお伝えできてないかもしれませんが、この企画はひじょーに素晴らしいと思います。その影響力というか、結果的に生じる反響や、感動が他のものでは感じられないものになってると思います。試しに、まったく同じ企画を日本でもやってみたらいかがでしょう?コミュニティ雑誌とかだけじゃなくて、学校単位やクラス単位、あと職場のヒーローとか、やってみたら結構おもしろいんじゃないかなと思います。
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