日本でも既に報道されてると思いますが、只今、ニューヨークはヤンキース・フィーバー真っ盛り。金曜日には9年ぶりとなる優勝パレード&セレブレーションもありまして、地元メディアは、連日、ヤンキースの話題を取り上げてます。特に、ニューヨーク・ポストとデイリー・ニュースは、この土日も特集記事を掲載中。
これがなかなか興味深い内容になってるんですよー。大活躍してMVPに選ばれた松井秀喜選手の記事が多めってのはもちろんですが、「読者投票によるワールドシリーズのMVP」(松井秀喜選手がダントツ1位の42%、2位は守護神リベラ投手で25%)とか、「松井選手の背番号入りユニフォームやTシャツが売り切れ中」という大きな風刺マンガまで。
さらに、本日発売されたニューヨーク・ポストの優勝パレードの特集記事では、2ページ見開きのカラー写真でパレード中の松井選手をどーんと掲載。こんなの松井選手だけです。まさに、もうこれ以上ない最大級の取り扱いぶり・・・。
これはもうMVPだからっていう理由だけでは説明つかない気がします。きっと、来年も松井選手をヤンキースに残して欲しいっていう地元紙(=熱狂的なファン)からヤンキース球団へのメッセージなのでは? 過去の怪我のこととかあるんですけど、松井選手の能力、それもプロフェッショナルとしての意識の高さやチームワークを重視する姿勢も含めた総合的な能力について、地元メディアは高く評価しているようです。
日頃、手厳しい、口うるさいと評判のニューヨークの地元メディアなのに非常に珍しいと言いますか、興味深い展開ですよね。それだけWシリーズにおける松井選手の活躍ぶりがすごかったということと、きっと、松井選手がどういう人かってことも地元マスコミの方々には既によく知られているってことなのでしょう。
記念になりそうな特集がいっぱい松井選手のMVPは世界的なセンセーション、なんて見出しも風刺マンガにゴジラ登場すごいとしか言いようのないカラー写真の見開き2ページ街角に登場したヤンキース・ファン"He is our hero."
【ヤンキース優勝パレード特集】
地元メディアによる松井選手についての記事の書きぶりから、松井選手への愛を感じます。それも、大事な試合で結果を出したからっていう、それだけじゃ説明つかない調子です。日頃、松井選手は英語でペラペラと地元メディアの方々とお話することはないでしょうから、まさに背中で語るというか、生き様で見せるというか、そういうことの積み重ねがベースにあって、結果的に、こういう現象になってるとか?日本的な勤勉さというか、職人的な仕事への取り組み姿勢っていうのは、言葉や文化の壁をこえて人々の心に伝わるものなのかもしれませんね。※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」