先週、経済誌フォーブス(Forebes)の女性向けオンライン・マガジンに、面白い記事が掲載されました。『米国で働く母親に最適な都市はニューヨーク!』。 ご家族で楽しめる世界的に有名な美術館や博物館、コンサートホールや劇場、それに、無料イベントなどが盛りだくさんだからかな?と思ってチェックしてみると、ぜんぜん違う理由からなんですよー。
全米主要50都市を対象に、医療保険、学校、治安のほか、給与水準、雇用機会など11項目について調査した結果なんですって。これは新しい視点!って思ったら、やっぱり今回が第一回目の調査なんだとか。
注目すべきは「治安」についての評価。記事中にはっきりと、"low violent crime rate"って書いてます。Property Crimeっていうのは空き巣とかですが、これなんか全米で一番安全っていう結果です。このブログでも、2004年の時点で「
全米の大都市の中でもっとも安全な都市」ってご報告しましたが、だいたいあの前後くらいから「ニューヨークの治安」についてのこちらでのイメージは、それ以前とはかなり変わった気がします。
また、特筆されるのは、子ども1人あたりにかける自治体の教育予算(spending per pupil)という項目で、同じニューヨーク州のBuffalo-Niagara Fallsが全米1位(総合ランキングでも11位)。ニューヨークは全体的に教育熱心っていう結果。これは街角に本屋さんが非常に多い理由の1つにもなってそうです。
〔ご参考情報〕
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The Best Cities For Working Mothers:フォーブスの記事〔08.04.09〕
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マディソン・アベニュー・ギャラリー・ウォークで感じた未来への希望:教育関連NPOの話題、過去ログ〔2009-05-22〕
世界的に有名な観光都市でありながら、働く母親に最適な都市ランキングで1位って、どういうこと?!って感じですよね。ちなみに、やはり米国を代表する観光都市のラスベガスは最下位ですから、ニューヨークが人々を魅了する本質的な理由を改めて考えさせられます。あと、以前ご紹介しましたが、こんな大都会なのにニューヨークって平均よりも長生きする街だったりもするんですよ。
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