パレードや野外コンサートなど、このブログでご紹介してる様々なイベントの大半に共通しているかなり興味深い特徴が1つあります。それって何だか分かりますか?答えは、ボランティア・スタッフやNPO団体による主催ってこと。毎回、すごいなーと感心してるんですけど、もう、ほとんど全部そんな感じなんですよー。
他の国だったら普通は政府や自治体がやるようなことも、ニューヨークではボランティア団体がやってたり、協力してるケースってかなり多めだったりして。
そんなわけで、ボランティア募集ポスターを街角で見かけることも多いんですけど、こないだこんなフラッグ(右の写真)を発見!大きな文字で、"
Use your blank for good"(あなたの空き時間を良いことに使おう)だって・・・。
気になったので、そのウェブサイトに行ってみたら、ニューヨーク市によるボランティア募集サイトで、しかも、今年4月に立ち上げられたばっかり。また新しい何かがはじまったようです。
たくさんあるボランティア募集情報を1つにまとめようっていうコンセプトらしく、警察官の補助とか、
子ども達のメンターなど、特に、市民生活に関係する活動が中心。いろいろあって面白いっていうか、これ、日本の自治体の方々は研究した方が良いかも。場所や必要度などでサーチできたり、実際に参加してる方々のビデオメッセージも見れるようになってます。要するに、より多くの人たちがボランティア活動に参加しやすくなるように作ってみたってことでしょうね。
ウェブサイトだけでなく、市民生活に関係するボランティア活動をさらに普及するためのプログラムとして、市長のブルームバーグさん主導ではじまった市のプログラムなのだとか。正式なプログラム名はNYC Serviceって言います。【追記、後にこのNYC Service programは、 GrowNYCって名前になりました】
ブルームバーグさんからの熱いメッセージも
〔ご参考過去ログ〕
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ブルームバーグNY市長の提案する新しい社会福祉のあり方〔2007-09-27〕
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ブルームバーグNY市長の提案する新しい社会福祉のあり方(続報) 〔2007-12-19〕
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マディソン・アベニュー・ギャラリー・ウォークで感じた未来への希望〔2009-05-22〕:Fund for Public Schoolsの話題
枕投げ大会とか、ショッピングカート競争や仮装マラソンなど、大人も子どもと一緒になって遊んじゃうイベントもニューヨークではやたらと多いんですけど、そういう自発的に何かやろうっていう空気は、同時にこういうボランティアや社会貢献活動が盛んな理由にもなってるのかも?それで、結果的に活気ある街づくりにつながるっていう・・・。日本で、秋葉原にオタクの方々が集まって、いろいろ自発的に新しい文化やトレンドを生み出していったのと同じ原理が働いてる感じ。たぶん、このあたりの考え方はボランティア活動に対する日本とニューヨークの意識の微妙な違いにも関係してるような気がします。
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