
新型インフルエンザの件ですが、ようやく日本も落ち着きはじめたようですね。ネットで確認できる日本の報道ぶりも、甘くみてはいけないけど、かかっても大したことないしそこまで騒ぐ必要なかったっていう話になってきているようです。
上の画像は
京都大学のホームページより。ニューヨークで普通にみんなが共有していた情報が日本国内で行き渡るのに、ちょうどだいたい1ヶ月くらいかかったことになります。
とても重要な「情報」で、非常に多くの専門家や政府関係者、そしてマスコミ関係者の方々も関わっているはずですが、先に感染が広まった
『実際の現場の様子』(例えばニューヨークの生活風景)や、次々に発表された世界をリードする感染病研究者たちの
『科学的な分析』などは、日本国内にはなかなかちゃんと伝わりませんでした。
『実際の現場の様子』や『科学的な分析』が大事だよ、なんて、今さら当たり前過ぎて誰も指摘しなかったようです。21世紀は情報化社会!!!ってことになってから、もうしばらく経ってますが、こんなことってあるんですね。
これほど注目された新型インフルエンザ情報が伝わるのにこんなに時間がかかったってことは、ほかの情報については、多分、いまだに正確に伝わってないものも案外多いのかもしれません。でも、今回の件で改めていろいろ考える機会になりました。実際に新型インフルエンザにかかって免疫がついた方はそんなに多くないと思いますが、ほかの皆さんも
『情報の質を見分ける免疫』はお陰でかなり身について、長い目で見たらこれはこれで良かったのかも?
【ご参考過去ログ】
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新型インフルエンザってどうなの?〔2009-05-10〕
実はうちのブログって、ニューヨーク情報を伝える大半の日系メディア(日本のガイドブックや雑誌の特集、NYの主要フリーペーパー各紙、記事によってはラジオやテレビ番組など)よりも読者数が多くそれだけ影響力のある状況となっています。こういうことがあると、やっぱり情報の質にはちゃんと気をつけようって改めて意識が高まりますね。
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