セントラルパークにあるラジコンヨットで遊べる池、
コンサバトリー・ウォーター(Conservatory Water)。別名、モデルボード・ポンド(Model Boat Pond)。冬の間、お休みしていんですけど、春を迎えて再オープン。さっそく大勢の方々がヨット遊びを楽しんでます。
よく見ると、貸し出し用のシンプルなラジコン・ヨットの他に、いろんなタイプのラジコン船が水の上を気持ち良さそうに走ってます。操作している方々にちょっとお話を聞いてみたら、趣味でラジコン船をつくってるんですって。
そんな中、青い船体のどこか見覚えのある船を発見!こ、これは!!!他のラジコン船とはまったく違うシェイプ。砲台がいくつもある軍艦のようですが、普通の軍艦じゃありません。
いったい何の船だか分かりますか?そうです、なんとまさかの「宇宙戦艦ヤマト」!!!ニューヨークのセントラルパークで遭遇するなんてびっくり。しかも、かなりディテールにこだわってた傑作中の傑作!思わず、「これ、何かの映画のロケ?」とか思っちゃうほどの仕上がりです。
操作している方は見た目普通のアメリカ人のおじさんで、お話を聞いてみたら、「昔、アニメを見てカッコいいなと思ったから自分で作っちゃったよ(笑)」とのこと。手、手作り!!!えー、どうやって?!って、詳しくお伺いしてみると、本業はこの手の品を作るプロの技術者なんですって。
このおじさん、戦争中に実在したあの軍艦大和の構造や歴史的背景まで詳しく調べ、戦死した若者たちの思いや、多くの日本人が持つ軍艦大和への敬意を知り、「作らずにはいられなかったよ」って・・・。「Yamatoっていうのは、昔のJapanの国名に由来してるんでしょ?」とか、そんなことまでご存知で、いろんな意味ですごいなぁとしみじみ思いました。
ディテールへのこだわり趣味で作ったとは思えませんね子ども達の近くまで来てくれますラジコン遊びなのに案外女の子多めもう完全にヤマトです
アニメやマンガっていう思いも寄らない形で、日本の歴史や価値観が世界の方々に知られていってる典型的な例だなぁと思います。しかも、戦争の敵や味方とかそういう国家間の対立じゃなく、愛する家族のために戦った方々の思いっていうか、そういう人間の人間らしい部分がこうして時代を超え、国境を越え、文化の違いを超えて、敬意を込めて語り継がれていく切欠に、アニメやマンガ(多分アート作品なんかも)がなってるんですね。うーむ。
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