街角の広告に、
"Diversity is what unites us."(多様性こそ私たちを結びつけるものです)のフレーズ・・・。「多様性」ってのは、それぞれ違う人たちがいろいろいるってことなのに、それで皆が1つになるって、どういうこと?
ちょっと立ち止まって考えてたら、ふと、雑誌ニューヨーク・マガジンの特集記事を思い出しました。
今年で4年目を迎え、年末恒例の企画となった"
Reasons to Love New York"(ニューヨークを愛する理由)特集号に載ってた読者投稿です。
左が、それなんですけどその内容は、『
地元のテキサスにいた頃は変わり者扱いされてたけど、ニューヨークに移り住んでからは優しくて、親切で、知的で・・・って思われるようになったの。自分は変わってないのに!女性の振る舞い方に対する南部の偏見から自由になれたのよ。』という感じ・・・。
これが少し気になってたんですよ。
ニューヨークに行くと「なんて自由な街なんだ!」と思う方はたくさんいらっしゃると思いますが、でも、よーく観察してみると、この街に住む人々はただ自由気ままにやってるわけでじゃないんですよね。もし、みんながただ自由気ままにやってたら、1つの地域社会や共同体として成立しなくなってしまいますし。
そうではなくて、ニューヨークの場合、いろんな所から集まったいろんな人たちが、それぞれの祖国や故郷で『古くから伝わるしきたりや慣習』が違うことを互いに理解し、尊重しあってるんじゃないかなって気がします。無理やり何かを押し付けないし、先入観や偏見のない状態。
しかも唯一の共通の価値観は、必然的に「人間らしく生きるには・・・」ということになってくるわけで、個々人の人間性によって人々がつながっていくような感じ?
だから、とっても大きな自由を感じるし、愛を感じる瞬間があちこちにあって、1つの共同体としてのまとまりもある、ということかも?冒頭の広告にあった
"Diversity is what unites us."、いきなり街角にひょっこりあるけど、相当意味深なメッセージじゃないでしょうか。
〔ご参考過去ログ〕
・
Diversity is the beauty of our city! 〔2006-09-08〕
・
グローバル化時代への希望 〔2005-02-26〕
"Diversity"(=多様性)について感じることって、ニューヨークにいると結構あると思うんですけど、その感覚を言葉で説明するのはすごく難しいんですよー。上に書いた内容も思いついたことのほんの一部、「ニューヨークで感じる自由」と「多様性」を軸に簡単にまとめたって感じで、ぜんぜん不完全燃焼です。ニューヨークに一度も行ったことがないという方は、ぜひ、実際に来て感じてみて下さい。"Diversity"だけテーマにしても、きっと、いろんなことに気づくと思います。※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」