ニューヨーク、ダウンタウンにある公園、ユニオン・スクエア。近郊農家の方々による
青空市場が有名な北側広場の路面には巨大な「ぐるぐる渦巻き」が描かれています。一見、単なる落書きか、ストリート・アートのようですが、実は、ちゃんとした目的や意味があるんですよー。
全米各地に、様々なタイプのものが存在するこの「ぐるぐる渦巻き」、正式名称はラビリンス(labyrinth)と言います。英日辞書とかで調べると「迷宮」とかの和訳が出てますが、単なる「迷路」(=Maze)じゃありません。
その起源はギリシャ神話にまで遡り、エジプト、ペルー、インドの古代文明でもスピリチャルな活動に用いらていたんだとか。現代でも、「Prayer labyrinth」(お祈りする人々のラビリンス)という言葉まであって、教会の中にまで描かれてたりするんです。
使用方法はとても簡単。深い考え事をしたり、瞑想をする際に、このラビリンスの「ぐるぐる渦巻き」を歩いていくと、自然に集中力が増したり、頭の中がクリアになる・・・っていう感じみたいです。なんだか面白いですねぇ。日本にもあるのかな?今年一年をじっくり振り返ってみようって時には、ちょうどいいかもしれません。
今年春先から11月半ばまで工事で立ち入り禁止になって、路面の大部分も敷き返られたんですけど、このラビリンスは写真のとおり部分的ですがちゃんと残っています。それだけ大きなサイズだったってことですね。
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