ニューヨークの遊び方:-- 中華街・リトルイタリー2022-11-01T01:54:50+09:00NY_Libertyニューヨーク住人によるビジネス・観光・生活情報など。ご依頼・ご相談はお手数ですが下記「お問い合わせ」からメールでお願いします。Excite Blog5代目の娘がNY中華街最古店(Wing on Wo & Co)を生まれ変わらせた方法http://nyliberty.exblog.jp/32433546/2022-11-08T20:00:00+09:002022-11-01T01:54:50+09:002022-10-27T23:18:54+09:00NY_Liberty-- 中華街・リトルイタリーいつの時代も、世界のどの場所でも、1つのお店を長く続けていくのは簡単なことではありません。長く続いている老舗の名店には、何かしら学ぶべきことや特筆すべきものがあると言えるでしょう。
日本と比べれば歴史の浅いアメリカにもそんな老舗の名店はありまして、先日、英国紙ザ・ガーディアン(The Gardian)が、こんな特集記事を掲載してました:
How a fifth-generation entrepreneur is reinventing a landmark in New York City’s Chinatown [Oct 7, 2022/ The Gardian]
ニューヨークのチャイナタウンのランドマーク(名所)を再生させた5代目起業家の取り組み
…とのこと。
そのお店とは、ニューヨークのチャイナタウン(中華街)のメインストリートになっている”Mott Street”(モットー通り)にあるWing on Wo & Co's(ウイング・オン・ウー&コー)。
4代目のお父さんからメイ・ラム(Mei Lum)さんが五代目を継ぐことになったのは、2016年に、彼女のお婆さん(つまり、3代目の奥さん?)が、この中国の陶磁器展、Wing on Wo & Co's(ウイング・オン・ウー&コー)が入っている6階建ての建物を、お店も含めて売却しようとしたのが、きっかけ。
お店を継ぐのだから、お店の経営状況とか、ビジネスとしての将来性とか、そういう話になるのかな?と思ったら、ぜんぜん違いました。むしろ、この記事には、ビジネスばかりしか考えないからダメなんですよ的な、以下のインタビューも紹介されています:
“My desire to take over came from wanting to blur the lines of what the storefront could be,” Lum, 32, said. “A business doesn’t have to be so economically driven. There can still be genuine connections, and that’s what sustains a community.”ラムさん(32歳)は、「私が店を継ごうと思ったのは、このお店のあり方を曖昧にしたいと思ったからです。ビジネスというのは、経済的なものである必要はないんです。商売だからと言って経済的な成功を優先し過ぎなくてもいいはずです。(本当にもっと大切なこと、地域の人々との)真のつながりがあってこそ、地域社会も、そして、その地域にあるこのお店も維持できるのです」。うーむ。そのとおりですね。
"Locavore"(ロカヴォア)とは、2005年に登場した新語で、オックスフォード辞典の2007年「年間コトバ大賞」 (Word of the Year)受賞単語。その意味は、ローカル、つまり地元のお店やビジネス、地元の農家さん、地元のアーティストやパフォーマー、地元の活動家などなど、地元の人々を支援すること。単純に「地元愛」のような感じでも用いられ、その意味は、年々、深まっている印象。
The pandemic pushed Lum to throw herself into e-commerce, digital marketing and social media. She’s also added a host of new initiatives, including youth programs, an artist residency and a ceramicist fair, to ensure that in addition to preserving tradition, the business is shaping the future of Chinatown.パンデミックによって、メイさんはEコマース、デジタル・マーケティング、ソーシャル・メディアに力を入れるようになりました。さらに、若者向けプログラム、アーティスト・レジデンス、陶芸家フェアなど、さまざまな新しい取り組みも行い、伝統を守るだけでなく、この老舗の陶磁器店というビジネスが、チャイナタウンの未来を形作る事業だと、彼女は確信しています。
笑顔のメイさん
〔ご参考〕
・https://wingonwoand.co/pages/story:Wing on Wo & Co's公式サイト
・https://www.instagram.com/p/CNcmccGDIFN/:Wing on Wo & Co's公式インスタグラム
レジェンド歌手の佐野元春さんが、2020年10月29日付で公開した『合言葉 - Save It for a Sunny Day』のミュージック・ビデオの冒頭のシーンに、なぜか突然何の説明もなく、ニューヨークのチャイナ・タウンの美味しい小籠包屋さん前の通り、Pell St.が登場してますよー…とお伝えしましたが、せっかくの機会ですので、さらにこのPell St.から小道を一本奥へ入り、Doyers St.へ!!
しかも、この飲茶屋さん、単に老舗というだけでなく、以前(2017年)にご紹介したように、NYローカル情報誌(TimeOut New York)の「NYの安くて美味い店トップ10」の第三位に選ばれていたり、さらにそのうえで、ミシュランやザガットなどのレストラン・ガイドに掲載されているという優良店だったりするのですよー。
1980年代に『アンジェリーナ』、『SOMEDAY』、『ガラスのジェネレーション』、『約束の橋』等などの名曲を世に送り出したレジェンド歌手の佐野元春さんが、40周年記念オンライン・イベントを展開してまして、そのテーマ:
「SAVE IT FOR A SUNNY DAY」
(コロナ禍が明けた後の新しい日のために、今ある夢や計画を大事に。)をつけられた新曲『合言葉 - Save It for a Sunny Day』のミュージック・ビデオが、2020年10月29日付で公開されたのですが、その最初の方のシーン(0:15~)に、どこの場所なのかとか全く何の説明もなく冒頭の景色が登場します。
]]>Retail as a Service方式の最新小売店、ネイキッド(Naked)の店内風景http://nyliberty.exblog.jp/29662864/2019-10-01T20:00:00+09:002019-10-01T07:59:28+09:002019-09-29T22:06:41+09:00NY_Liberty-- 中華街・リトルイタリーニューヨークの街角のお店で、今年、注目のCBDがどのように取り扱われているかの記録、前回の続きで、リトル・イタリーにある『ネイキッド』(Naked)から。
公式サイトには:
Here's what we do. We're a turn-key retail service. We set the stage, so you can tell your brand's story.
私たちは、迅速かつお手軽な小売サービスです。ステージをご用意しますので、あなたのブランドのストーリーを語ってください。・・・というメッセージ。
専門用語で言うと、「サービスとしての小売」(Retail as a Service、略してRaaS)という新しいビジネス・モデルを取り入れた最先端の小売店舗でして、その他にも、『体験』や『物語』を重視するなど近年のトレンドをいろいろ取り入れてたりします。
以下、ご参考まで。
NAKED公式サイトに示されてるポイント”We set the stage, so you can tell your brand's story.”
(ステージをご用意しますので、あなたのブランドのストーリーを語ってください。)
入り口すぐの場所に、このお店の現在の主な取り扱い商品を一箇所にまとめて展示する台
なぜか、卓球台も置いてあります
様々な商品が展示されている中、自由に使ってくつろげる椅子やテーブルも
ヘッドフォンのためのコーナー
ハイヒールやブーツ
”The Wall of COOL SH*T”く●カッコいい品々の壁
ジュエリーなども
(ご参考)
・https://nakedretailgroup.com/:NAKED公式
Add: 224 Mulberry St, New York
Hours: Sun-Wed 10AM–7PM/ Thu-Sat 10AM–8PM
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今春オープンしたハドソン・ヤードのショッピング・モール内の店舗を、以前、ご紹介した際に、詳しくご案内しましたが、この店内スペースや棚などを小分けし、様々な企業の様々な商品を、期間限定のポップアップ・ストア的な感じで販売する方式は、単なるスペース貸しではなく、「サービスとしての小売」(Retail as a Service、略してRaaS)という新しいビジネス・モデルに発展中。
”Take your pants off. Stay a while.”「パンツを脱いで、しばらくそのままでいなさい」
”We'd love to see you, NAKED.”「裸のあなたを私たちは見たい」店名が「Naked」(裸)ということでそれにからめたメッセージ多め(ご参考)
・https://nakedretailgroup.com/:NAKED公式
Add: 224 Mulberry St, New York
Hours: Sun-Wed 10AM–7PM/ Thu-Sat 10AM–8PM
さらに、近年は、地元NYのラジオ局の協力で、人が少なくなる夜に音楽ライブ・コンサートなどのイベントを開催し、それをラジオで生中継するようになりました。TimeOut NYによるこのお祭りのガイド記事にも:
Where is the Feast of San Gennaro?The Feast of San Gennaro is located along Mulberry Street between Canal and Houston Streets. The festival stage is located on the corner of Grand and Motts Sts and features live entertainment starting at 7:30pm each night.
・・・などと、かなり大々的に取り上げています(ガイド記事の最後に、ライブ出演者のリストも)。地域活性化、地元コミュニティのためのイベントということで、様々な人々、企業が協力し、新しいアイデアを取り入れ、盛り上げている一例とも言えるでしょう。
まずは基本情報、以下、ご参考まで。
Google Mapで”Little Italy”など検索すると、このようにサン・ジェナーロ(San Gennaro)のお祭りやってる道が分かりやすく表示されるようになりましたどんどん便利になりますね
南端のCanal St沿い、北端Houston St沿いの出入口には、”Welcome to San Gennaro”のサインも登場
・www.sangennaro.org:サン・ジェナーロ祭公式
・https://www.timeout.com/newyork/things-to-do/feast-of-san-gennaro-guide:TimeOut NYのガイド記事 〔関連過去ログ〕
・リトル・イタリー最大のお祭り San Gennaro 2013[2013-10-01]・リトル・イタリー最大のお祭り San Gennaro 2011[2011-09-19]・リトル・イタリー最大のお祭り San Gennaro 2010[2010-09-22]・リトル・イタリー最大のお祭り San Gennaro 2009[2009-09-20]・リトル・イタリー最大のお祭り San Gennaro 2008[2008-09-22]・リトル・イタリー最大のお祭り San Gennaro[2007-09-19]
「人気blogランキング」]]>地元NYのデザイナーさん達の集まるキャナル・ストリート・マーケット(Canal Street Market)http://nyliberty.exblog.jp/26946032/2017-06-23T22:45:00+09:002017-06-24T09:43:30+09:002017-06-23T22:45:54+09:00NY_Liberty-- 中華街・リトルイタリー昨年2016年12月1日、ニューヨークのチャイナタウンに、地元NYのアーティスト、デザイナー、職人、ブランド等々の出すブースが集まる新しいマーケットが誕生!!! その名は『キャナル・ストリート・マーケット』(Canal Street Market)1980年代に作られた歴史的なビルをリノベーションし、23のブースが集まる新たなショッピング空間を作ったとニュースに。
「人気blogランキング」]]>どんどん増えるリトル・イタリーの新たなパブリック・アート作品http://nyliberty.exblog.jp/25964807/2016-06-30T05:45:36+09:002016-06-30T05:45:27+09:002016-06-30T05:45:27+09:00NY_Liberty-- 中華街・リトルイタリー昔からニューヨークの街角では様々なアート作品を見かけますが、近年は、「地域活性化」を目的に掲げ、巨大壁画などのパブリック・アート作品の制作を支援する民間NPO団体なども、いろいろ登場しています。例えば、リトル・イタリーで活動するThe Little Italy Street Art Project NYC、略してThe L.I.S.A Project NYCもその1つ。
特に目立っている壁画に、以前もご紹介したTristan Eatonさんによる自由の女神さま(”LIBERTY”)やオードリー・ヘップバーンさんの肖像画(”Audrey of Mulberry”)がありますが、最近、新たに「夢の大都市」("Big City of Dreams")って作品も、Broome St.沿いに登場。