ニューヨークの中でも、お洒落なブティックやカフェなどが軒を連ねるエリアとして有名な「ノリータ」(Nolita、North of little Italyの略語)地区。今風の賑やかなお店が多いこのエリアで、重々しい落ち着いたオーラを放ってるのがこのパン屋さん「パリジ・ベーカリー」(Parisi Bakery)。場所は、Mott St.沿い、Spring St.とKenmare St.の間。
このパン屋さん、創業は、なんと今から100年以上前の1903年!!! しかも、この198 Mott Stが創業の地。現在も同じ場所に『デリ』としてお店を構え、100軒以上のレストランにパンを納入してるんですって。
この競争の厳しいニューヨークで、しかも、ライバルが山ほどいそうな『パン屋さん』というジャンルで100年超えて続いてるなんて、すごくないですか?
人気の秘訣はいろいろあるそうですが一部を挙げると、消防法の改正によりマンハッタン内では今は作れない昔の「ブロック製オーブン」(現在、オーブンは新ベーカリーとなった近くの 290 Elizabeth Stに移転してますが、1903年当時のブロックが使われてるのだとか)で焼き上げたパンは、外はカリッと中はモッチモチ、このお店独自の風味に仕上がるのだとか。また、人工物を一切入れない秘伝のレシピが、近年のオーガニック人気もあり改めて評価を高めてるのかも。
で、ここの『デリ』、
サンドイッチが美味しいと評判なのですが、今回は、いかにも老舗の秘伝レシピで作ったという風合いの、独特な大きな輪っかの形をした、細切れハムなどの具材入りのパンを買ってみました。焼いてバターのせて食べたら、めちゃ美味しかったです。
以下、ご参考まで。
歴史を感じさせるレトロ調なショーウィンドウ店内の様子お支払いは現金のみ公式サイトに人気の秘訣いろいろ書いてありますこれがそのパン、直径40センチくらいの輪っか型めっちゃ美味しい〔ご参考〕
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www.parisibakery.com
Add: 198 Mott St, New York, NY
Hours: 公式サイトには朝7時~夕方5時と書いてありますが、現在は朝7時半~
夕方4時という、ますます老舗のパン屋さんっぽい営業時間になってるようです(笑)
新しいお店や新しいトレンドとか社会現象を追っかけてると、時折、長い歴史を持つ「老舗の名店」を訪れてみたくなったりします。こないだ改めてご紹介した1888年から129年続いてる「カッツ・デリカテッセン」(Katz' Delicatessen)とかニューヨークには長い歴史を持つ「老舗の名店」も、案外、いろいろあるんですよね。
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