読書好きの方々の多いニューヨークでは、本屋さんに行くと、様々なテーマ毎に分けられて平積みになっていたりする特設コーナーをよく見かけます。昔から定番の小説やノン・フィクションはもちろん、
”Using Your Brain”(あなたの脳を使う)のように、今、世間の注目や関心を集めているテーマのコーナーも・・・。そんなニューヨークの本屋さんで、最近、見かけたのがコレ、「母の日」(Mother's Day)関連本のコーナー。
「ママの楽しみ」「ママのルール」「ママの好きなところ」・・・など等、ありとあらゆる切り口から、お母さんについて書かれた本がずらり。
5月10日が「母の日」だから・・・と言えば、まぁ、確かにそうなんですけど、一昔前までは、こんな感じでお母さんをテーマにした本のコーナーは出てなかったような気がします。たぶん、近年、
アメリカで起こったベビー・ブームの影響かも?
日本ではほとんど知られていないようですが、実は、アメリカでは、リーマンショック直前の
2007年に、アメリカの歴史上最多となる赤ちゃんが生まれてるんです。それ以前まで最多だった1950年代のベビーブーマー(日本の団塊の世代と同じ集団)を上回る多さ!!! で、その2007年生まれの子たちは、今年、7~8歳、小学校入ったくらいになっていて、ちょうどこの手の本を読みはじめる頃なんですよね。
Why I love my Mom
お母さんを好きな理由Why a daughter needs a Mom
なぜ、娘は母を必要なのか?Like Mother, like daughter
《諺》 似たもの親子、この親にしてこの子あり
娘を見るより母を見よWhy a son needs a Mom
なぜ、息子は母を必要なのか?
当然、このベビーブームの影響は、本屋さんの「母の日」本のコーナーだけでなくアメリカ社会全体に及んでまして、ニューヨークの街角でも、子供服屋さんや家族で楽しめるイベントが確実に一昔前よりも増えていたりします。昨年、『アナと雪の女王』(原題はFrozen)がアメリカで超絶大ヒットして、様々な社会現象を巻き起こした背景とも関係あるかも。
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